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物流業界で働く上でおすすめな資格10選!資格の種類と難易度も解説

2024/09/25

コラム

日本の産業を支え、需要も増え続けている物流業界へ就職を希望している方やキャリアアップを目指している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし物流業界においてどういった人材が重宝されるのかイメージがつかない方も多いと思います。
そこで本記事では、就職やキャリアアップに役立つおすすめの資格を10個ご紹介します。

物流業界における資格の必要性

私たちの日常生活に欠かせない商品や原材料は、複雑な物流ネットワークを通じて世界中から運ばれてきます。グローバル化や電子商取引の拡大により、着実に重要性を増している物流ですが、担う役割は輸送だけではありません。
物流は保管や流通加工、情報管理など幅広い役割を担っており、それぞれの領域で専門性が求められます。
そのため物流の効率化や安全管理、そしてさらなる活性化には、専門知識を持つ人材が必要であり、「資格」の取得は物流業界への転職やキャリア向上の手段として注目されています。


物流資格

資格の種類と難易度

資格には、「国家資格」「公的資格」「民間資格」という3つの種類があります

  • 国家資格:国が認めた資格のことです。法律に基づき国や国の委託機関が試験を実施しているため、社会的信用が高く、公的資格や民間資格よりも難易度が高い傾向があります。
  • 公的資格:文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が認めた資格や検定のことです。所轄省庁や大臣の認定した基準によって、地方自治体や民間企業などの機関が試験を行っており、取得難易度は国家資格よりもやや低く、民間資格よりも高いのが特徴です。公的に認められた資格のため社会的信用を高められます。
  • 民間資格:民間団体や学校、企業が独自の審査基準を設けて認定する資格です。法律規制はありませんが、社会的ニーズに合った資格が多く、採用時に必須とされるものもあります。認知度や社会的信用度、難易度は資格によって様々です。
  • 物流業界で主要なおすすめの資格

    物流業界でおすすめの資格として主要なものは下記5つです。

    自動車免許(中型・大型・大型特殊・けん引)

    運転免許センターや警察署が管轄している国家資格です。
    商品を運ぶ車両の運転免許があると現場で大いに役立ちます。
    物流関係の仕事をするにあたっては、特に「大型」「中型」「大型特殊」「けん引」などの資格がおすすめです。


  • 大型:総重量11t以上、最大積載量5t以上の車両の運転資格
  • 中型:総重量5t以上11t未満、最大積載量4.5t以上6.5t未満の車両の運転資格
  • 大型特殊:クレーン車やフォークリフトなど、大型の特殊装備のある車両の運転資格
  • けん引:トレーラーと呼ばれる荷台部を連結して運転する際に必要となる免許
  • 運行管理者

    安全な輸送を行うために設けられた国家資格です。運行管理者制度により、車両数に応じて運行管理者を配置することが義務付けられているため、有資格者は重宝されます。

    詳細はこちらでも解説しているので併せてご覧ください。


    https://loogia.jp/news/operationmanager/

    危険物取扱者

    消防庁が管轄する国家資格です。
    ガソリンやアルコール類などの危険物を一定数量以上取り扱う現場では有資格者を置くことが義務付けられているため、需要の高い資格の1つです。

    危険物取扱者は、甲種、乙種、丙種の3種類の試験に分けられ、下記のように区分されています。


  • 甲種:すべての危険物が扱える
  • 乙種:酸化性個体や自然発火性物質などの指定危険物の取り扱いや点検、保安の監督ができる
  • 丙種:ガソリンや灯油、軽油、重油などに限り取り扱うことができる
  • フォークリフト運転技能者

    全国の都道府県労働基準局安全課などが発行している国家資格です。
    倉庫等での荷積や荷下ろしの際に使われる「フォークリフト」を運転するために必要です。
    試験の合格率は95%程度と、国家資格の中では取得しやすいのでおすすめです。

    またフォークリフト運転技能者としての経験を積むことで、現場のリーダーやスーパーバイザーとして、倉庫全体の管理を任されるようになります。
    さらに、物流現場の運営に関する知識を深めることで、倉庫管理士や安全衛生管理者としてのキャリアを築くことが可能です。

    ロジスティクスオペレーション(2級3級)

    職業能力評価の専門的な機関である中央職業能力開発協会(JAVADA)が実施する「ビジネス・キャリア検定」の1つの分野です。物流倉庫に関連する資格の中では唯一の公的資格に分類されるため、雇用者と事業者ともに受験者数が多い人気の資格です。
    物流倉庫の荷役・梱包・輸送などのオペレーション業務に必要な知識が身につきます。


    物流資格2

    その他物流業界で有用なおすすめの資格

    上記5つ以外にも、物流業界での仕事に役立つおすすめの資格を5つ紹介します。

    ロジスティクス管理(2級、3級)

    ロジスティクスオペレーションと同じく、中央職業能力開発協会(JAVADA)によって実施されている「ビジネス・キャリア検定」に含まれています。
    ロジスティクスの企画や管理など業務遂行に必要な知識が身につきます。
    こちらも受験者数が多い人気の資格です。

    受験制限が無く、自分のペースで何度でもチャレンジできます。

    包装管理士

    日本包装技術協会(JPI)が認定する民間資格です。
    エア便やコンテナ輸送などにおいて欠かせない包装や梱包に関する知識を身につけられます。
    物流の中でも幅広いシーンで役立つため、人気のある資格です。
    講義を受講後にレポートを提出する形式で、合格率は85%程度と高いため、取りやすい資格と言えるでしょう。

    物流経営士

    全日本トラック協会が実施している民間資格です。
    経営の基礎から物流に関する知識まで幅広く、トラック輸送を中心とした物流業務の経営者や、物流コンサルタントを目指せます。

    この資格を取得するためには、物流経営士資格認定講座という講義を受けた後で試験に合格する必要があり、時間がかかりますが、物流事業について最新情報を学べるのでおすすめです。

    倉庫管理主任者

    日本倉庫協会が実施している民間資格です。1日の講習への出席のみで取得できるためおすすめです。

    また運営者は倉庫毎に倉庫管理主任者を設置する義務があります。
    未経験者から倉庫管理主任者になるには必須の資格なので取っておくと良いでしょう。

    講習では、倉庫における安全管理や火災防止、庫内業務の人材育成などをするための知識を得ることができます。

    通関士

    財務省の税関が管轄する国家資格です。
    通関士は、品物を輸出・輸入するときに必要な税関の手続きを代行できます。

    貿易関連で唯一の国家資格であり、輸出入の重要な役割を担っています。
    また通関業者には貨物量や種類に応じて通関士の設置が求められるためニーズがあるのが特徴です。
    受験資格はないですが、合格率が低く難易度の高い試験のためしっかり準備して挑みましょう。

    まとめ

    物流業界での就職やキャリアアップを目指すのであれば資格取得は重要なステップとなります。
    グローバル化や電子商取引の拡大に伴い、物流の効率化と安全管理のニーズはますます高まっており、それに伴い専門知識を有した優秀な人材も強く求められています。

    弊社においても、日々複雑化する現代の物流現場を支援すべく事業を展開しています。
    弊社が開発する自動配車クラウド「Loogia」は、幅広い業種での導入が可能です。現場管理を行っている方や管理者を目指している方はぜひ業務改善の手段の一つとしてご検討ください。

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