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導入事例

家具配送

配車業務や管理工数の負荷削減、配送ルートの均一化を実現

家具配送
会社名
株式会社三協運輸サービス様
会社HP
https://www.sankyo-unyu.co.jp/
事業内容
家具配送

業務自動化・標準化

導入背景

・配車業務の属人化解消と均一化を図りたい
・将来的な事業継続性を見据えた全体的なシステム化推進の中で、まずは業務負荷の高い配車部分を自動化したい

利用方法

・効率的な配送ルートの作成
・ドライバー稼働時間の均一化や管理

効果

・配車の作業時間短縮
・配車計画の均一化
・配車業務の属人化解消
・配車計画の可視化により、情報の共有化が容易となり、管理者の業務負荷が軽減

お客様の声

株式会社三協運輸サービス

社内DXの一貫としてLoogia導入を推進された平松事業部長(右)

Loogiaを使った配車計画の作成を主導した谷口所長(左)

Loogiaを導入したきっかけや背景を教えてください。

平松様:私が管理者になった時にまず感じたことが、個人のスキルや経験値によって、配車計画に差が生まれているということでした。配車係の離職や業務の引き継ぎを考えると、その部分が大きなネックになるのではないかと気掛かりでした。そういった気持ちがあったので、コロナ前くらいから、会社全体で「先のことを考えて業務の改善を図っていこう」という動きが出る中で、まず取り組んだのが配車業務の改善でした。以前から属人化に懸念を抱いていましたので「属人化を解消して、それこそ明日配車係が病気やケガで休みになっても大丈夫な体制を作らないといけない。そのためにも、いろいろな管理機能も含めて、可視化を進めることが重要だな」と考えるようになりました。自動配車については昔から期待はしていましたが、その当時は弊社に合うシステムが見当たりませんでした。最近になって、他社さんでも自動配車を導入したという話や、荷主さんも御社のサービスを受けるようになったという話を聞いて、本格的に導入を検討するようになりました。

Loogia導入の決め手は何でしょうか。

平松様:先程の話にもありましたが、荷主さんが御社のサービスを導入して、結果、アンマッチの頻度がすごく改善されたという話を聞いたのが、第一にあります。また、費用面の手頃さも決め手の一つですね。自動配車は初期費用が高額というイメージがあったのですが、御社の自動配車システムは、比較的手頃な料金体系で導入できる点が良いと感じました。

Loogiaを導入したことで何か業務に変化はありましたか。

平松様:まず昔の話をすると、私が配車業務をしていた頃は、紙の地図やグーグルマップを利用して、年度末には35〜36台の配車計画を作成していました。自分の中でぼんやりとしたマップを思い浮かべながら、配送ルートと併せてトラックに荷物を積み切れるかどうかなども考えながら作業をしていたので、計画を立てるのに7~8時間もかかっていましたね。

谷口様:紙の地図やグーグルマップを利用していた頃に比べると、今は大きく改善されていると思います。私は元々グーグルマップを利用して配車していたのですが、自分の頭の中にしかなかったルートが今はLoogia上で全部見えるようになっているので、配車業務を教える際にも、初めての人にも理解をしてもらいやすい。また、作業工程もだいぶ少なくなっているので、Loogiaの導入にはすごく感謝しています。Loogiaでの計画作成にあたっては、まず取込データを整えます。必要項目のうち自社システムにあるものを先に抽出し、そこに、荷量や作業時間など自社システム内にない情報を追加して、データを揃えてからLoogiaに取り込んでいます。Loogiaで作成された計画に、さらに手直し機能で修正を加えて配車計画を完成させるという流れですね。ドライバーさんの作業終了時間のバランスを取ったり、時間指定便の微調整を行ったりするのに、この手直し機能が役立っています。終了時間のバランスや時間指定便の手直しだけをすれば、配車計画が作成できるという、理想的な形になっていると思います。

Loogiaを導入するにあたって、抵抗感があった部分はありますか。また、導入を進めていく上でポイントがありましたら教えてください。

谷口様:私自身は、抵抗感や違和感は全くなかったです。ただ、配車係の中には、なかなか従来の作成方法から抜けられず、Loogiaで作成した配車計画を手直し機能で大幅に変えてしまう人もまだいます。思い通りにならない、自分の中で思い描いている「こうなるのではないか、こうしたい」というようなルートにならない、と悪戦苦闘している姿を見ることはありますね。導入や活用を進めて行く上での考え方のポイントの一つとして、出てくるルートに関して自分の思い通りかどうかを突き詰めるのではなく、ある程度見切る気持ちも大切だと思っています。

平松様:そもそもこの業界では、パソコンに不慣れで、それに慣れるというだけでも難題だと感じる人も多いですからね。システムを使って配送計画を作成するということに慣れるには、ある程度時間はかかると思います。ただ、だからと言って、「システムをうまく操作できるように」、「100パーセントの配車計画を立てられるように」とその作業にばかり時間を割いてしまうと、システム活用の本来の意味を失ってしまう。システム導入における当社の思いとしては、完璧な配送ルートの作成を突き詰めることではなく、システムをうまく活用することによって捻出できる時間を使ってお客様と現場に注力し、よりよいサービスを提供していきたいという想いが第一にあります。そのためにも、今は谷口主導で、誰でも活用できるような仕組みを作るために、自社システムの改修なども併せて進めてもらっています。システムの改修には時間も手間もかかりますが、先を見据えて、少しずつでも改善を進めていくことが重要ですからね。そういった意味では、システム導入など新しいことを始めるには、多少なりとも担当者の好奇心や興味がないとできないのかもしれません。弊社では、Loogiaの導入を検討している際にも、自社システムのデータ改修の必要性なども考えながら話を進めていました。担当者が人任せだったり、ただ「自動配車をやりたい」と思うだけでは、なかなか導入は難しいと思いますね。具体的に必要なことを思い浮かべながら検討を進めるのが大事かなと思います。

Loogiaを導入いただいて具体的な効果は出ていますか。

谷口様:データ量や車両台数にもよりますが、従来の配車方法と比べると、配車の作業時間が短くなりましたね。弊社では16時にデータが全部揃って、そこから配車作業を始めることが多いのですが、早ければ17〜18時には終わるようになりました。点呼など他の業務が重なり少し時間がかかる場合でも、20〜21時には終わりますね。昔に比べて早く帰れるようになりました。あとは、やはり、これまでは自分の頭の中にしかなかった配車計画がシステム上で確認できるようになって、誰にでも理解をしてもらいやすくなったと思います。初めての人に配車業務を教えるのにも役立っています。出来上がる配車計画も均一化されるようになって、「この配車は誰が組んだのか」と、ドライバーさんから聞かれることもなくなりましたね。以前はそういったことも度々あって、指摘される人が特定の人になってしまっているという状況もありましたので。
 
平松様:谷口の話にもあるように、配車作業の属人化や配車計画の偏りが解消され、導入当初の課題感だった部分が改善できていると思います。
あとは、配車計画が可視化されたことで、課題の明確化や管理者の負担軽減にもつながっていますね。まだ実務で対応できていない部分もあるのですが、昔は、何か問題が発生しても、「たぶんこれが理由だったんだろう」、「しょうがないよね」で済ませていたことに対し、今は計画を見返して、問題点をみんなで共有することで、きちんと次につながる課題として捉えていこうという考えに変わりました。また、以前は紙のシフト表を見ながら配車計画を立てていたので、人的な振り分けミスなどで前日になって慌てることもありました。今はそういった管理の部分も可視化されて、みんなで共有ができる状態になっているので、管理者の負担も軽減されているのかなと思います。

Loogiaへの改善希望点はありますか。

谷口様:計画を作る段階でいうと、手直し機能でもっと直観的に操作ができると良いですね。今は、目的地の移動に一つ一つ選択をする作業が必要となりますが、これがドラッグ&ドロップで直観的に動かせるようになると、もっと作業がスムーズになるのではと思います。あとは、手直しの画面上で、休憩時間や時間指定の変更ができると良いですね。今でも変更ができるといえばできるのですが、配車計画作成時に指定した条件との差異という観点で、エラーメッセージが出るのが気になります。「変更しました」で終われると、気分も良いかなと思います。

平松様:いずれはLoogiaと連動して、お客様の画面上でも配送ルートの確認やトラックの現在位置の共有などができるようになったらすごいなとは思います。もちろんそれには良し悪しもあるとは思いますけどね。

最後に、自動配車システムの導入を検討している方々へ、お二人から何かメッセージをお願いします。

谷口様:私は今でこそシステムの改修などにも携わっていますが、元々はパソコンに触れる機会も少なく、管理者になってようやく頻繁にパソコンを使うようになりました。その中で、繰り返しの単純作業をどうにか改善したいと思い、自分で調べて、マクロを組んで、いくつかの業務をシステム化するようにとなっていきました。取り組んでいくうちに、どんどん面白いと感じるようになりましたね。今、システムの導入を躊躇っている方がいれば、「まずはやってみた方が良いですよ」と伝えたいですね。やってみる前から無理だと決めてしまうのは、食わず嫌いでもったいないなと思います。

平松様:昔は、トラックいっぱいまで荷物を積んで、みんなが限界まで汗水を流すことで、利益を出すというのが当たり前とされてきました。でもそんな状態では、離職率は上がるし、人手不足にもなる。余裕のない状態で人海戦術で業務をこなすと、最後にお客様に迷惑をかけてしまうことにもなります。今は少しずつ改善がされてきて、昔と比べると良くはなりました。でも、「昔よりは良いだろう」という考えではなく、これからに向けて、より均一化を図っていかなければならないと思っています。また、自社の業務効率化だけでなく、お客様からのクレームをなくしていくことも我々の使命なので、クレームの要因を作らないような業務手法の確立や管理も必要だと思っています。
もちろん、システムを導入したとしても、最初からシステムだけで100パーセントを目指すというのは難しいです。理想としては、各担当者が作業時間だけ入れれば、どこかの営業所の一人が、全営業所の配車計画を作成して「配車計画終わりましたから、あとよろしくお願いします」というようになってほしいと思っていますけどね。そうなれば、違うところで、違う分野で、学べる機会も増える。DXという言葉は非常にイメージが良いですが、それを使いこなすのはやはり人ですので、まずは自分たちができることとできないことの住み分けをしながら進めていくことが大切だと思っています。今よりも良い方向に進むと思いますし、私はシステムを導入して良かったと思っていますよ。

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