導入事例
宅配
配達コース数3コース、配達時間15.0%、走行距離9.7%削減
宅配
配達コース最適化

取組み背景
生協のデジタルトランスフォーメーションを目指す「DX-CO・OPプロジェクト」の一環において、職員の負担軽減と組合員へのサービス品質向上を目的に、配達コースを最適化するためのシステムとしてLoogiaでの実証実験を実施。
配達コース管理は、組合員の増減に応じてこれまでのコースに手作業で追加・削除を行っており、最適な配達コースの改変を試みていたが、既存システムでは効率的なコース改編が実現できず、代替システムを検討していた。
組合員の新しいくらしの実現を目指す、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェク ト」本格始動 | ニュースリリース | 日本生活協同組合連合会
配達コース管理は、組合員の増減に応じてこれまでのコースに手作業で追加・削除を行っており、最適な配達コースの改変を試みていたが、既存システムでは効率的なコース改編が実現できず、代替システムを検討していた。
組合員の新しいくらしの実現を目指す、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェク ト」本格始動 | ニュースリリース | 日本生活協同組合連合会
実証実験の内容
2021年5月、コープあいち三好センターにてLoogiaを使用した配達コース最適化の実証実験を実施。
個人宅配達とグループ配達あわせて、22コース/配達先908箇所における配達コースや配達時間、走行距離の削減可能性を検証した。
予めエリアを2つに分け、「配達先ごとの曜日指定」と「曜日ごとのコース数および稼働時間」をベースに、1コースあたりの積載量はシッパー(保冷箱)数と配達ポイント(個人宅 配達1ポイント、グループ配達2ポイント)の2軸で計算を行い配達コースを作成。
【配達先の曜日指定に紐づく曜日指定パターンの考え方】
また、配達先への左付け、Uターン禁止の走行条件や、コースごとの配達負荷にバラつきが 発生しないよう、勤務時間を均等化し計算。
計算結果をもとに、対象の全組合員への配達時間変更通知等を行いコース改編を実施。
個人宅配達とグループ配達あわせて、22コース/配達先908箇所における配達コースや配達時間、走行距離の削減可能性を検証した。
予めエリアを2つに分け、「配達先ごとの曜日指定」と「曜日ごとのコース数および稼働時間」をベースに、1コースあたりの積載量はシッパー(保冷箱)数と配達ポイント(個人宅 配達1ポイント、グループ配達2ポイント)の2軸で計算を行い配達コースを作成。
【配達先の曜日指定に紐づく曜日指定パターンの考え方】

計算結果をもとに、対象の全組合員への配達時間変更通知等を行いコース改編を実施。
実証実験の結果
実証実験の結果、以下の成果を実現。
・配達コース数:22コースから19コースへ、3コース(13.6%)の削減
・総配達時間:150時間21分から127時間47分へ、22時間34分(15.0%)の削減
・総走行距離:554kmから500kmへ、54km(9.7%)の削減
従来の配達コースとの比較では、配達先の集中エリアにまとまって配達するようなコース編成に対し、Loogiaは円を描くように無駄なく配達コースを作成する傾向が見られた。
【ルート比較(左:従来の配達コース、右:Loogiaの配達コース)】
実証実験の結果を受け、今回実施したコープあいち三好センター以外のセンター、生協についても順次実証実験、Loogia導入に向けた検証を続けていく。
生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」およびコープ商品のエシカル消費対応商品、プラ削減の進捗を発表 | ニュースリリース | 日本生活協同組合連合会
・配達コース数:22コースから19コースへ、3コース(13.6%)の削減
・総配達時間:150時間21分から127時間47分へ、22時間34分(15.0%)の削減
・総走行距離:554kmから500kmへ、54km(9.7%)の削減
従来の配達コースとの比較では、配達先の集中エリアにまとまって配達するようなコース編成に対し、Loogiaは円を描くように無駄なく配達コースを作成する傾向が見られた。
【ルート比較(左:従来の配達コース、右:Loogiaの配達コース)】

生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」およびコープ商品のエシカル消費対応商品、プラ削減の進捗を発表 | ニュースリリース | 日本生活協同組合連合会
メディア掲載
現場ノウハウとAIを融合、生協がトラック2万5000台の配達最適化に挑む 生協宅配の配達ルート、AI活用し最適化 実証実験で成果
コープあいち/AI活用による配達コース最適化の実証実験
コープあいち/AI活用による配達コース最適化の実証実験