

- 会社名
- 東海コープ事業連合様
- 事業内容
- 宅配
導入背景や課題感
生協のデジタルトランスフォーメーションを目指す「DX-CO・OPプロジェクト」の一環において、職員の負担軽減と組合員へのサービス品質向上を目的に、配達コースを最適化するためのシステムとしてLoogiaでの実証実験を実施。
配達コース管理は、組合員の増減に応じてこれまでのコースに手作業で追加・削除を行っており、最適な配達コースの改変を試みていたが、既存システムでは効率的なコース改編が実現できず、代替システムを検討していた。
組合員の新しいくらしの実現を目指す、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェク ト」本格始動 | ニュースリリース | 日本生活協同組合連合会
ご利用方法
2021年5月、コープあいち三好センターにてLoogiaを使用した配達コース最適化の実証実験を実施。
個人宅配達とグループ配達あわせて、22コース/配達先908箇所における配達コースや配達時間、走行距離の削減可能性を検証した。
予めエリアを2つに分け、「配達先ごとの曜日指定」と「曜日ごとのコース数および稼働時間」をベースに、1コースあたりの積載量はシッパー(保冷箱)数と配達ポイント(個人宅 配達1ポイント、グループ配達2ポイント)の2軸で計算を行い配達コースを作成。
また、配達先への左付け、Uターン禁止の走行条件や、コースごとの配達負荷にバラつきが 発生しないよう、勤務時間を均等化し計算。
計算結果をもとに、対象の全組合員への配達時間変更通知等を行いコース改編を実施。
実証実験の結果、以下の成果を実現。
・配達コース数:22コースから19コースへ、3コース(13.6%)の削減
・総配達時間:150時間21分から127時間47分へ、22時間34分(15.0%)の削減
・総走行距離:554kmから500kmへ、54km(9.7%)の削減
従来の配達コースとの比較では、配達先の集中エリアにまとまって配達するようなコース編成に対し、Loogiaは円を描くように無駄なく配達コースを作成する傾向が見られた。