導入事例
宅配(ゆうパック配送)
新人とベテランの配送業務の差を短縮
宅配
業務自動化・標準化
導入背景
・宅配クライシスを機に人材不足問題を懸念
・ドライバーの経験や土地勘によらず誰もが活躍できる配送現場にしたい
・ドライバーの経験や土地勘によらず誰もが活躍できる配送現場にしたい
利用方法
・紙の地図を使っていたところをドライバーが各自でタブレットを利用して配送ルート作成
効果
・効果検証の結果、新人ドライバーとベテランドライバーの配達業務(ルート作成時間+配達時間)の差が平均67分あったところ、Loogia導入後は平均17分まで抑制
お客様の声
郵便・物流業務統括部
集配企画室 集配基盤担当
(兼務 オペレーション改革部 開発担当)
壷内 伸樹様
ゆうパックの業務内容について教えてください。
ゆうパックは、お客様の荷物を日本全国へ配達する業務です。郵便業務で培ったインフラを活用し、全国どこにでも決まった料金で安定的に届ける点を強みとしています。現在は計22の郵便局の一部地域で、ゆうパックの配達業務にLoogiaを試行導入しています。
Loogiaを知ったきっかけを教えてください。
2017年9月にスタートした「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」がきっかけです。本プログラムは「これからの時代に応じた郵便・物流を提供し、社会をより豊かに」をキーワードに、スタートアップ企業との共創を目指した取り組みです。そこでオプティマインドさんからの応募があり、Loogiaを知りました。
Loogiaを導入する決め手となった点はなんですか?
労働人口減少、物流量の増加、再配達の増加など、物流業界を取り巻く環境が大きく変化している中で、Loogiaのルート最適化ソリューションは弊社のオペレーション改革に資すると考えられ、実際の郵便局において検証中です。特にゆうパックは、時間帯指定などの制約により配達業務が複雑なので、Loogiaが活用できるのではないかと考えました。
また、スタートアップならではのスピード感や、導入前の現場訪問も決め手となりました。現場訪問では、実際の業務フローを間近で見てもらい、ドライバーへのヒアリングを通して、現場で抱える課題を認識してもらいました。
また、スタートアップならではのスピード感や、導入前の現場訪問も決め手となりました。現場訪問では、実際の業務フローを間近で見てもらい、ドライバーへのヒアリングを通して、現場で抱える課題を認識してもらいました。
導入前の課題を教えてください。
ドライバーの経験や土地勘によって、ルート作成・配達時間が大きく異なっていた点です。ルート作成には紙の地図を使用していたのですが、経験によって作成スピードが左右され、ベテランが5分~10分で終わるところを、新人は30分~1時間程度かかっていました。配達時間も同様で、ベテランと新人では1時間以上の差がでることもあります。誰でも簡単に最適なルートを作成し、効率的に配達できるツールを探していました。
現在はどのようにご利用いただいてますか?
一部の郵便局での試行段階ですが、紙の地図は使用せず、各ドライバーが自分の配達先をLoogiaに入力し、「計算ボタン」を押すとLoogiaが自動で最適なルートを算出してくれます。おかげで、新人のルート作成時間は10分〜15分程度に縮まるという事例も確認できました。ドライバーはタブレット端末上でLoogiaのルートを確認しながら配達を行なっています。
導入してどんな効果がありましたか?
試行郵便局で効果検証を行った結果、新人ドライバーとベテランドライバーの配達業務(ルート作成時間+配達時間)の差が平均67分あったところが、Loogia導入後は平均17分まで抑えることができました。その他にも、1回の配達業務で10個の荷物を多く配達できたこともあります。
今後、Loogiaを活用してどのようなことを実現したいですか?
現在は主に新人ドライバーがLoogiaを使用していますが、誰でも一定以上の作業能率で配達業務を行えること、を目指したいです。
今後、Loogiaを活用してどのようなことを実現したいですか?
現在は主に新人ドライバーがLoogiaを使用していますが、誰でも一定以上の作業能率で配達業務を行えること、を目指したいです。
Loogiaもしくは株式会社オプティマインドに期待することを教えてください。
宅配クライシスと呼ばれている現在、ドライバーがより働きやすい環境を作ることが重要なので、より多くのドライバーに喜ばれるソリューションの提供を期待しています。
※本記事は2021年時点のものです
※本記事は2021年時点のものです