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導入事例

専門商社

配送ルート最適化を行い、自社便の積載効率を10%向上。 自社便の配送小口数は月間15%拡大へ。

専門商社
会社名
ユアサ商事株式会社様
会社HP
https://www.yuasa.co.jp/
事業内容
産業機械などの専門商社

物流コスト削減

導入背景

・自社物流センターの配送効率化を検討していた
・自社便の積載効率を上げたかった

利用方法

・Loogia活用し、中部と関西の2拠点の物流センターで、毎日配送ルートを計算
・自社便の積載率を上げるため、路線便から自社便に移行した場合の シミュレーションに活用
・変動費計上である路線便を、自社便へ段階移行

効果

約1年間の利用で、以下を実現
・配車の効率化に伴う配車係のストレス削減
・属人的な配車業務から脱却する第一歩となった
・新しい配送拠点に移転後も、大きな混乱なく配送を行うことができた

お客様の声

ユアサ商事株式会社 総合企画部 ロジスティク戦略室 小林様(左) プラス ロジスティクス株式会社 物流オペレーション部  中部物流センター センター長 政金様(右)

Loogiaを導入したきっかけや背景を教えてください。

小林様:
自社便の積載率を上げるツールを探していたのがきっかけです。元々、2019年に中部圏の物流機能を強化しようということで、複数持っていた在庫拠点を笠寺の中部物流センターに統合しました。2年ほど安定して稼働できていたので、荷役や配送面で何か改善点はないか考えていました。
当社では自社便と路線便の併用を行っています。自社便の積載効率をさらに向上すれば、経費削減ができるのではないかと考え、そこから積載率を上げるためツールを導入しようと思い、Loogiaさんや他社のシステムを見させていただきました。
2021年の9月にオプティマインドさんにお話をお聞きしたのが最初だったと思います。そこから3か月ぐらいで、弊社のWMS(倉庫管理システム)からLoogiaにデータを繋ぎ、12月末にはほぼ運用できている状態でした。本格稼働を始めたのは年明けの2022年1月からです。

WMSのデータとLoogiaを繋いでの運用はスムーズに始められましたか?

小林様:
オプティマインドさんに作っていただいた作業マクロシートで吸収できました。WMSのPOSデータをそのままLoogiaには流し込めないのですが、メッシュの変更、納品の指定時間の組み込みなどを、マクロを使って吸収していただきました。

いくつかの企業のサービスからご検討されたということでしたが、Loogiaはどの部分でご評価いただいたのでしょうか。

小林様:
使いやすさです。配車マンが管理する際に使いやすいと感じました。
あとはアプリです。スマートフォンのアプリとしてサービスを提供いただいているので、一からドライバーさんに教えなくても直感的に操作方法を理解してもらえました。

政金様:
ドライバーが管理しているアプリは、「配送完了」や「配達できませんでした」などの操作で、単純明快です。本当に分かりやすく、年齢関係なく使えています。

小林様:
今は皆さんスマホを使い慣れているので、スポットでいらしたドライバーさんも使っていただけると思っています。

現在、どのようにLoogiaを活用いただいていますか。また、使い方の変遷はありましたか。

小林様:
毎日2回の配車計画と、路線便を専用便へ移行するためのシミュレーションに活用しています。
路線便から自社便への切り替えを目的に、週に1回、路線便で回っているルートを、仮に自社便で走ったらどのようなルートになるのかというシミュレーションを行っています。結果としては、「自社便が走っている隣で毎日、路線便が配送している」という状況が判明し、まとめて自社便の車両でお届けできるように、路線便から自社便に多くを切り替えることができました。

自社便への変更は、問題なく進んだのでしょうか。

小林様:
特に反発はありませんでした。もちろんお客様に商談や営業活動をしているのは当社の営業担当です。ですから事前に政金さんから自社便で回れそうな候補をいただいて、我々ロジスティクス戦略室から、変更の候補となる販売先の営業担当に了解をいただいて切り替えました。物流費は営業の経費になるので、自社便へ変更して固定費として処理できたほうが最終的な利益に繋がります。そのため営業側も抵抗感なく移行してもらえました。
何より自社便に切り替えて、1日2便配送できるようになったことが非常に良かったです。路線便では夕方に締めて次の日のお届けになるため、リードタイムがかかりますが、自社便であれば午前中までにお客様からご注文いただければ、当日の午後に配送できるという強みになります。

お得意先様の受注量への変化はありましたか。

小林様:
自社便に切り替えたことによる受注量の変化までは数字が取れておりませんが、より前向きな取引になっていることは確かです。それで売上が上がるのが一番うれしいことですね。

政金様:
営業部門から「この取引先様は競合他社が1日2便配送しているから、弊社でも自社便配送に切り替えたい」という要望があって自社便配送に切り替えた取引先様もありました。

Loogiaを導入いただいて具体的な効果は出ていますか。

小林様:
約1年稼働して、物流センターでは積載率が10%アップしました。あとは、路線便の運賃が10%削減、自社便の配送個口数が月間で15%アップしたという効果が出ています。利益も上がっていますし、いわゆるキャッシュアウト、お金が出ていくのを防ぐことはそのまま利益に繋がりますので、利益アップには確実に寄与しています。
あとはAIを自社の業務に取り込むのは非常に難しいのですが、中部と関西の2拠点で、毎日のルート計算業務にAIを取り入れられたことも大きかったです。配車マンの画面操作は分かり易いものですが、その裏側でAIが複雑な計算をして最適ルートを提案してくれます。

政金様:
ドライバーさんの業務量をLoogiaで制約をかけ、効率よく手作業で均等化できるようになり、ドライバーさんたちの風通しが良くなったのを感じます。ドライバーさんをまとめる上で均等化は大切なんです。また、自社便と路線便は庫内オペレーションが異なるので、自社便へ移行することで庫内の作業が効率化される影響がありました。

Loogiaの良いと思う点はありますか。

政金様:
実際に使っていて感じるのは、やはりマップを見ながら配車計画の手直しができることです。非常にスムーズにルートの入れ替えができます。
あとは作業だけ教えておけば他の人でも簡単に操作できることです。もし明日からLoogiaがなくなったらと考えると、自分の頭の中で地図を回すことになりますが、Loogiaのようにはいかないと思います。

小林様:
私はオプティマインドの方が寄り添ってくれることです。稼働してからも月に一回、月次報告会の実施をしていただいて、リリースして終わりではなくて、ここからがスタートだと感じられています。

Loogiaへの改善希望点はありますか。

小林様:
ドライバーごとの傾向が見えるように、日ごとだけでなく月次でのレポート機能や、どのぐらいCO2排出量を削減できたか分かるような可視化機能がほしいです。あとは、利益面をLoogiaに組み込めると非常に良いと思います。もちろん我々からも金額情報をLoogiaに流さないといけないですが、「今、この商品をここに届けたらいくら利益が出るのか」という利益の情報を配車に組み込めたら助かります。配送に関してはLoogiaをレポートすれば一度に様々なことが可視化できるようになると良いなと思っています。


政金様:
各車両の個体差があるので難しいかもしれないですが、月単位でも使用燃料が分かると良いなと思います。軒先さんや商品の特性、ドライバーごとの好みなどの配送パターンの学習機能もほしいです。


小林様:
ドライバーや配車マン以外の営業部門などが貨物追跡をできるような機能もあると嬉しいですね。


政金様:
営業の方も配送状況をスマホで見られると、物流センターに問い合わせが来なくなるのでより時間短縮になると思います。

Loogiaを使った今後の展望はありますか。

小林様:
配送先を地図上にマップするということをLoogiaから着想を得させていただき、届け先の分析と在庫の最適な配置を進めています。「この路線便が中部物流センターから東北まで届けています」といったことを全国のマップに起こすと、実は関東物流センターに在庫を置くことで、関東から東北まで自社便で届けられるということが見えてきます。全国で見ると非効率に配送していることがよくわかりました。どこに届けたかはとても重要な情報であり、日々蓄積される実績なので今後活かしていこうと考えています。


政金様:
Loogiaを使った展望では、自社便でのルートコースを増やす際の営業さんの強みになっていくと思います。


小林様:
更なる自社便積載効率の向上が目的ですが、今後条件がそろって配達の実績や、近場の自社便だけの配送で採算が取れれば、販売先へのサービス向上を見据え、増車することも可能です。ロジスティクスのデータ分析は、出荷量や届け先が日々変動するため難しいものですが、Loogiaのようなサービスを上手く活用しながらお客様の定番品をタイムリーにお届けできる持続可能な配送網を構築して行きたいです。


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