2022年4月、敷島製パン株式会社様は、Pasco(パスコ)の工場で生産された商品配送で発生する二酸化炭素(CO2)の排出量削減を図ることを目的に、自動配車システムの本格活用を発表しました。
Pasco(パスコ)では、事業を通じて社会に貢献していくために、さまざまな活動に取り組んでいます。この記事では、Pasco(パスコ)の自動配車システムを活用したCO2削減の取り組みについて、詳しく解説します。
敷島製パンで走行ルート学習型配車サービス「Loogia」活用による商品配送におけるCO2削減に向けた本格運用を開始 〜持続可能な社会を目指して〜
Pasco(パスコ)の配送現場
Pasco(パスコ)は、10,000件以上の取引先に対し毎日商品の発送を行っています。配送ルートの作成は人の手で行っていたため、配送先の追加や削除といった変更が発生した際にはそのタイミングで配送先の変更を行っていました。
その結果、トラック毎の配送効率に差異が生じていました。配送効率の改善は課題となっており、自動配車システムの導入により配送ルートの見直しを行うことで解決を図ろうとしました。
自動配車システム「Loogia(ルージア)」によるルート再編
Pasco(パスコ)は2つの異なる配送拠点で、自動配車システム「Loogia(ルージア)」を導入し、ルート再編を行いました。
拠点間のはざまにある配送先について、どちらの拠点からの配送が効率的かシミュレーションを行いながら、配車計画の最適化を行った結果、従来よりも走行距離を削減したルートの作成に成功しました。
そして、CO2排出量は従来ルートの115.3t/年から99.0t/年と16.3t分の削減効果を確認しました。Pasco(パスコ)は継続して、二酸化炭素の排出量削減に関する取り組みを行っています。
敷島製パン様の二酸化炭素削減への取り組み
敷島製パン様は、SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」と目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」をターゲットとして、2030年を目標に「Pascoの事業活動における温室効果ガスや二酸化炭素(CO2)の排出量を2013年度比で50%削減 」を目指しています。
工場・オフィスを対象として、電気・ガスのエネルギー使用におけるCO2排出量半減をめざし、省エネルギーの推進や、再生可能エネルギーの情報収集に取り組んでいます。
また、近畿大学とともに、バイオマス廃棄物から製造するカーボンニュートラルな次世代固形燃料であるバイオコークスに関する研究も進めています。
2021特集 未来へつないでいくために SDGs技術⾰新委員会 | Pasco | 超熟のPasco | 敷島製パン株式会社
まとめ
Pasco(パスコ)の自動配車システムを活用したCO2削減の取り組みについて紹介しました。自動配車システムによるルート再編の結果、14%以上のCO2削減効果を確認することができました。
自動配車クラウド「Loogia」は効率的な配送ルートを自動で作成し、配送に伴うCO2排出量の削減に有効です。現場経験が豊富なコンサルタントによる無料相談も実施しております。この機会にぜひお問い合わせください。