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物流を効率化するTMS(輸配送管理システム)とは?5つの機能をご紹介

2024/03/13

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コラム

物流業界は、常に効率化とコスト削減のバランスが求められています。その中でTMSは多くの企業で採用され、コスト削減や業務効率化のために活用されています。TMSとはTransport Management System(トランスポート・マネジメント・システム)の頭文字を取った言葉で、情報を一元管理する「輸配送管理システム」のことです。
この記事では、TMSの機能5つを初心者の方でも分かりやすくご紹介します。

TMSの5つの機能

TMSは、配車計画や運行管理を支援するシステムを中心として構成されています。具体的にどのような機能があるのでしょうか。5つご紹介します。

配車計画と最適化

どの車両がどの配送先をどの順に回れば効率よく配送ができるかを計算し、配車計画を作成します。
最も効率の良い配車計画を作成することはかなり難しいとされています。配送効率化の難しさについてはこちらの記事でこちらの記事で詳しく紹介しています(配送計画の最適化はなぜ難しいのか?わかりやすく解説)。
システムを利用し、効率的な配車計画を作ることによりトータルで輸送コスト削減に繋げることができます。
例えば、複数の配送先が近接している場合、一つのトラックでまとめて配送するルートを提案するなど、人の頭では考えることが大変なこともシステムであれば短時間で導き出すことが可能です。

輸配送業務のリアルタイム管理

GPSを利用し、車両の位置情報や配送の進捗状況を把握します。
渋滞などのトラブルへの対応が容易になるほか、顧客からの問い合わせや、急な配送依頼への対応に役立ちます。
また、ドライバーの動態管理としても利用できます。これにより輸配送業務の見える化も可能となります。

日報や帳票の作成

発送指示書、納品伝票などの帳票の作成が可能です。
また、ドライバーが帰着後に作成する運転日報や運行実績も自動で作成してくれるシステムもあります。日報を作成する手間や時間の削減にも繋がります。

積載率の最大化

限られたスペースでいかに効率的に荷物を積載するのかを計算することができます。なぜなら納品先や納品時間、荷物の量などのデータから最適な車両の数を計算することで、精度の高い配車計画を作成することができるからです。扱う荷物単位(kgやパレット数など)に合わせて計算をするシステムもあるので、扱う商品ごとに車両が異なる場合であっても車両に合わせた計算が可能です。

運賃や車両の管理

車両にかかるコストや情報を管理します。
各車両の様々な走行データを可視化することで無駄を排除することができます。
また、車検日やリース契約などの細かい情報の管理も行うことができ、車両管理者の負担を軽減できます。複雑な計算をしなければいけないケースも少なくない運賃計算も、TMSを用いれば必要な情報を入力するだけで簡単に計算が可能なため、管理者の手間を大きく省くことができます。


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TMSの選び方

様々な便利機能のあるTMSですが、世の中にはそれぞれ特徴のあるサービスが多く存在します。そんな中でサービスを選定したい場合、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。次はTMSの選び方についてご紹介します。

自社の課題を明確化する

TMSは、製品によってできることとできないことがあります。非常に多くの機能を搭載したものもあれば、一部の機能しか用意されていないものまで様々です。
自社の物流課題を洗い出し、どんな機能を必要するかを明確化することが大事です。予算の範囲で優先順位を設けることで、重要度が高い課題を解決できるシステムを選定することができるでしょう。

機能性と拡張性が求める条件に合うか

パッケージ型で利用をする場合もあれば、既存の基幹システムと連携して利用する場合もあります。既存システムとの連携を前提にサービス選定をするのであれば、連携可否や柔軟な開発が可能かどうかも選定の基準となります。
また特殊な機能(国際物流対応、温度管理貨物の追跡など)が必要であれば、それらをサポートしているかも注意して選定をしましょう。

操作性も重視

操作が直感的で、研修期間が短くて済むようなユーザーフレンドリーな製品を選ぶことが重要です。使い勝手が良くないと、結局使われなくなってしまう可能性があるからです。導入前に実際にデモを試してみることをお勧めします。
実際に日々の業務でサービスを利用する社員が使いこなせるかどうかは、サービスを活用できるかどうかに関わる大事なポイントです。

サポート体制を確認

導入後のサポートや、システムトラブル発生時の対応の手厚さも確認しておきましょう。サービスごとの利用規約や担当者への確認により、トラブル発生時の対応速度や、システムアップデート時のサポート内容を確認することをお勧めします。また実際に導入した物流事業者からの評価も参考にすると良いでしょう。
弊社の自動配車システムLoogiaであれば、導入後も定期的な打ち合わせにより現場の方へ手厚い導入サポートを行なっています。

まとめ

輸配送に関しては属人的な部分が多くあります。
それは人によって生産性に差が生まれる原因となり、業務効率の悪化につながります。
TMSのようなシステムや新しい技術を取り入れていくことで持続可能な物流の実現が可能になるのではないでしょうか。

弊社のLoogiaは、配車計画に特化したシステムです。
独自に開発した世界最高水準の組合せ最適化技術により、現場ならではの条件を考慮しながら効率的な配車計画を10分程度で作成することができます。ユーザーの使い易さも重視して開発をしていますので、パソコン操作に慣れていない方でも活用いただけます。
コスト削減や業務効率化をお考えでしたら、ぜひ導入を検討してみてください。

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配車業務の属人化やドライバー不足など、ラストワンマイルの配送現場で起きている様々な課題に対して、Loogiaを利用してどのように解決できるかを紹介します。

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