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物流コストとは?種類や内訳、削減方法をわかりやすく解説

2023/01/25

コラム

物流コストは物流に伴って発生するコストのことです。物流業界では深刻な人材不足や燃料費の高騰という大きな問題を抱えているなか、企業では物流コストの削減が喫緊の課題となっています。

2023年4月1日から中小企業へ月60時間超の時間外労働への割増賃金引上げ、2024年4月1日から自動車運手業務へ時間外労働の上限規制がそれぞれ適用され、さらなる人件費の高騰が予測されているためです。

関連記事:物流の2024年問題とは?働き方改革関連法との関連、物流業界への影響と対策

この記事では、物流業務にはどのようなコストがかかっているのか、コストの削減方法についてわかりやすく解説します。

物流コストとは?

物流コストとは、物流業務に関わるすべてのコストを指します。物流拠点から顧客先に商品を運ぶ際にかかる輸送・配送費だけではなく、商品の梱包、倉庫での保管、トラックへの積み込みや荷下ろしなど物流の各プロセスで発生するコストが含まれます。

卸・商社やメーカーなどの荷主企業にとって物流コストの削減は収益の改善に直結します。そのため、多くの企業が物流コストの削減に取り組んでいます。

しかし、むやみにコストを削減しようとすると物流プロセスにひずみが生じ、逆に物流効率が悪くなってしまうこともあります。物流に関わるコストの種類や内訳を正しく理解し、物流コストの削減に取り組むことが重要です。

物流コストの種類と内訳

物流コストを把握する際には、コストの種類別に内訳を可視化することが重要です。日本ロジスティクス協会では、毎年「物流コストの算定方法」に基づき物流コスト調査を実施しており、今回はこの算定方法をベースに分類方法を紹介します。

物流コストは、機能別に以下の5つに分類されます。それぞれ、詳しく解説します。

輸送費(配送費)

輸送費は、商品を物流拠点や顧客などの目的地まで配送する際に発生するコストを指します。具体的には、庸車やチャーター便、航空便などの支払運賃や、自社配送における車両費用、ガソリン代、ドライバーの人件費、駐車料金などが含まれます。

日本ロジスティクス協会が発表した「2021年度 物流コスト調査報告書」によると、輸送費は物流コスト全体の54.3%であり、物流コストにおいて最も大きな割合を占めています。そのため輸送費を見直すことができれば、収益の改善につながります。

保管費

保管費は、顧客に配送するまでの一定期間、商品を倉庫などで保管する際に発生するコストを指します。外部倉庫の賃貸や商品の管理費用、自社倉庫の維持費用や人件費などが含まれます。商品の形状や倉庫の利用方法によって、発生するコストは大きく変わります。

2021年度 物流コスト調査報告書」によると、保管費は物流コスト全体の17.0%を占め、輸送費の次に大きな割合を占めるコストです。外部倉庫の利用状況から契約内容を見直すことや倉庫内の在庫数を最適化することで、倉庫の利用効率を高め、さらなる収益の改善を期待できます。

包装費(梱包費)

包装費は、商品の袋詰めやパッキング作業で発生するコストを指します。企業によっては、荷役費に含まれることもあります。具体的には、作業に携わるスタッフの人件費や段ボール箱、テープなどの包装資材が含まれます。

包装費は作業の効率化や包装資材の見直しを図ることで、コスト削減が可能です。

荷役費

荷役費は、商品を倉庫から入荷、あるいは出荷する際に発生するコストを指します。商品の入庫、積み下ろし、仕分け作業、ピッキング、出庫の作業でかかる費用が含まれます。作業量により、時間や費用が変動するため、業務効率化を図ることでコスト削減を期待できます。

物流管理費

物流管理費とは、物流全体を管理するために発生するコストを指します。具体的には、WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)などの物流管理システムや、受発注管理システムなどの導入コストや月額利用料金、端末の導入費用や通信費、事務処理にかかる費用などが含まれます。

システムの導入には、ある程度の費用が発生するため、費用対効果を充分に見極める必要があります。企業規模や荷量によって費用対効果が合わない場合は、外部に委託することでコスト削減につながる場合もあります。

物流コスト比率とは?

物流コスト比率とは、売上に占める物流コストの割合を意味します。物流コスト比率は、物流コストを把握・管理する上で、必ず押さえておくべきポイントです。

日本ロジスティクス協会が毎年実施している「物流コスト調査」のデータを参考に自社の物流コストが適正かどうか把握できます。

物流コスト比率の推移

日本ロジスティクス協会実施の「2021年度 物流コスト調査報告書」によると、2021年度の物流コスト比率は全業種平均で5.70%でした。2020年度の5.38%より0.32ポイント増え、これまでの調査の中で最も高い比率となりました。

売上高物流コスト比率の推移(全業種)
(引用:日本ロジスティクス協会「概要版:2021年度物流コスト調査報告書」)

近年は、主にトラックドライバーの人手不足が深刻化しています。それによる物流会社からの値上げ要請に対し、多くのクライアント企業が値上げに応じていることが、物流コスト比率の上昇にも大きく影響していると言えます。

物流コストの構成比

「2021年度 物流コスト調査報告書」では、物流コスト比率だけではなく、物流コストの構成比(内訳)を確認することができます。

上述した通り、2021年度調査では全業種における物流コストの構成比は、輸送費54.3%、保管費17.0%、その他28.7%でした。

業種別に見ると、輸送費は製造業(59.4%)で他業種より高い傾向にあります。また、保管費は卸売業(19.5%)が、その他(包装費、荷役費、物流管理費)は小売業(44.4%)がそれぞれ最も高く、業種により異なる傾向が見られました。

業種大分類別にみた物流コストの物流機能別構成比
(引用:日本ロジスティクス協会「概要版:2021年度物流コスト調査報告書」)

物流コストの削減方法

ここまで、物流コストの種類や業種ごとの物流コストについて見てきました。ここでは、物流コストの削減方法について紹介します。

物流拠点の集約・見直し

物流拠点を集約することで、倉庫の賃料や維持費用、人件費などの保管費を削減できます。また、荷物をまとめて配送することができようになれば、車両の積載率が上がり、輸送費の削減を期待できます。

倉庫内作業フローの整備・見直し

包装費や荷役費の削減には、倉庫内の業務効率を改善することが有効です。具体的には、倉庫内の作業全体のフローを整備し、適宜見直すことが重要です。効率的な作業導線や配置を常に意識して導線を短縮したり、無駄な作業を省略したりという改善を重ねていくことで、コスト削減につなげていきます。

物流業務のアウトソーシング

物流業務を外部に委託することで、倉庫の賃料や人件費などの保管費だけではなく、車両費用などの輸送費も削減できる可能性があります。物流業務をアウトソーシングすることで、物流コストの可視化やコア業務への集中も可能となります。

しかし、委託費用が発生するため、企業規模や荷量によって費用対効果を見極めた上で導入を検討する必要があります。

物流管理システムの導入

物流管理システムの導入により、物流拠点に商品を入荷・保管し、顧客に配送するまでのプロセスを一元管理することで、業務効率化やコスト削減が可能となります。

WMS(倉庫管理システム)の導入により、検品やピッキング作業を効率化するだけでなく、ラベル作成機能やバーコードを活用することで、棚卸業務に必要な人件費を削減できます。

TMS(輸配送管理システム)の自動配車機能は、自動計算によって配送に最適な車両の数を割り出せるため、車両コストや人件費の削減を期待できます。さらに、自動的に配送計画や配送ルートが作成されるため、配車業務や配送業務の効率化につながります。

関連記事:運送業向け管理システムの比較ポイントや導入メリットを解説 | Loogia 自動配車クラウド

まとめ

物流業務におけるコストのうち、輸送費と保管費が全体の70%以上と多くの割合を占めています。物流管理システムを導入することで、配送プロセスを一元管理し、業務効率化やコスト削減を実現できます。

「Loogia」は、配車業務の自動化によって物流業務を効率化し、輸送費の削減を実現します。当社では。システム導入の経験豊富なコンサルタントによる無料相談も行っています。物流コストの削減・見直しを検討中の方はお気軽にご連絡ください。

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