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導入事例

紙器メーカー

属人化から脱却し誰でも配車業務を可能に。情報連携を強化し、特定の人に頼らない体制構築を実現。

紙器配送
会社名
株式会社ゴードー様
会社HP
https://www.godo-p.co.jp/
事業内容
パッケージ製品の製造・販売

業務自動化・標準化

導入背景

配車業務の属人化を解消し、特定の担当者だけに頼らず、誰もが配車業務を担える体制を作りたい


利用方法

・個人の経験や技量に依存していた配車業務をLoogiaに置き換え
・動態管理機能を使ってリアルタイムに位置情報を管理することで急な依頼に対応


効果

・配車業務の属人化解消
・配車計画の可視化による情報連携の強化
・ブラックボックス化されていた配車周りの情報を可視化

お客様の声

株式会社ゴードー

自動配車システム導入を決定された橘社長(左)

導入とオペレーション立ち上げを推進された菊池課長(中)

Loogiaを活用した配車を行う小嶋係長(右)

Loogiaを導入したきっかけや背景を教えてください。

橘様:きっかけは前任の配車担当の退職です。前任の担当者は1人で配車業務を担当していましたが、非常に実力があり、その者が担当する前と比べて運送費を半分に削減できました。しかしその配車担当者の退職により、配車知識のある者が社内からいなくなってしまったのです。
実は、配車を効率化するツールがあることを最近まで知りませんでした。求人を出しても思うように集まらず、「今時はAIの活用や自動化の方法があるのではないか」と菊池と話していたときに、展示会を見つけて参加しました。Loogiaのこともそこで初めて知りました。

 


Loogia導入の決め手は何でしょうか。

菊池様:Loogia導入の決め手は、手軽に始められるサブスクリプション型であり、費用も手頃、かつ、トライアルもできたことです。
展示会では何社か話を聞きましたが、自社に合わせて作り込むタイプのシステムは非常に高価だったので、導入しやすいサブスクリプション型のシステムに絞って検討しました。実際に検討したのは2社です。
Loogiaの方が初期費用が手頃で、トライアルもあったのでまずはトライアルから実施することに決めました。


Loogia導入をどのように進めて行ったのか教えてください。

菊池様:まずは1ヶ月のトライアル期間の中で”脱属人化”を目標に掲げました。課題管理表を用いて、その課題を一つ一つクリアしながら進めていきました。
導入後は週に一度、オプティマインド担当者との打ち合わせがありました。「使い方がわからない」などの言い訳があるとなかなか進まないので、使い方の相談をしたり、課題を設定しながら活用に向けて伴走してもらえたこともあり、上手くいったと思います。

Loogiaの操作自体は非常に簡単で、業務のやり方を合わせていくだけだったのですが、”人が変化する”ところの課題は大きかったです。
特に最初は「これでやろう」と決めても実はできていなかったり、目的がうまく伝わらず協力が得られないこともありました。立ち上げの期間中、何も進められていない週があって、定例の打ち合わせを翌週にずらしてもらったこともあります。

橘様:実務担当の小嶋は他の業務もあるので手が回らなかったり、当時はまだ前任者がいたため危機感が持てていなかった部分もあったと思います。とはいえ、前任者の退職は決まっていたので「期限までに完了させる」という強い意識を持って進めていきました。
導入にあたっては菊池がリーダーシップをとって推進してくれたので、それも上手くいった要因だと思っています。

Loogia導入の過程で一番苦労した点は何でしょうか。

菊池様:荷量データの入力に苦労しました。実際の荷量と大きな差が出ないようにしっかりデータを入れないと、本当は1台の車両にもっと載せられるのに、そうではない配車が組まれてしまったりします。
当社の製品はオーダーメイドのようなところがあり、製品が出来上がらないと荷量が確定しないので、正確な荷量を把握しづらいことが大きな課題となっています。
当社では運送会社に配送を依頼している部分も多いので前もって配車を組まなければなりませんが、3日前くらいだとまだ製品が出来上がっておらず正確な荷量が分からないこともあります。
配車担当が代わり、暗黙知がなくなってしまったことで、荷量の把握が一からになってしまったのも大変でした。

 


Loogiaの操作感はいかがでしょうか。

橘様:小嶋の横で実際の操作を見ていましたが、相当簡単だと感じました。

菊池様:そうですね。操作面でLoogia側に大きな問題はないと感じています。
荷量把握に時間がかかってしまうため、データ作成に30〜40分かかりますが、Loogiaに取り込んでから配車計画ができあがるまでは数十秒なので、配車自体には多くの時間はかかっていません。
ただやはり使う側の人の問題はあって、Loogiaの計算結果が自分の思っていたものと違うと「上手くいかない」と考え出してしまうところがあります。

橘様:元々自分たちで配車をやっていたわけではないので特にこだわりもないはずなのですけど、気になってしまうことがあるんですよね。

菊池様:人間の心理というか、Loogiaに任せきれていない部分があるのだと思いますが、それは自分たちが考える事じゃない、と割り切れば上手く使えると思います。

 



Loogiaへの改善希望点はありますか。

菊池様:渋滞情報が反映されると嬉しいです。計画と実際の走行時間に差がある時は渋滞が要因だったりするので、反映されると助かります。

橘様:改善希望点ではないですが、いまお話ししながら思い返すと、逆に滞在時間をあえてアバウトにしているおかげで追加の荷物への対応ができたりするので、それが弊社にとっては使いやすさの一因になっているのかもしれません。

動態管理も一部導入いただいていますがきっかけや決め手は何でしょうか。

菊池様:自社ドライバーの位置情報をリアルタイムで把握したいと思い、導入しました。
他のシステムとの比較検討はあまりできなかったのですが、Loogia動態管理は低コストで1台から導入できたので、「最悪ダメだったらやめよう」と考えて導入を決めました。
現在、自社ドライバーは急な配送依頼に対応できるよう、あえて余力を残した計画にしています。実際に急な依頼が発生した時に、今どこにいるのかや、あとどのくらいで戻って来れそうなのかをすぐに把握できると、より効率的な配送に繋がったり、依頼先に対してスムーズな回答ができるようになるのではないかと考えていたことも、動態管理の導入を後押ししました。

 


最後に、配車自動化を考えている方々へメッセージをお願いします。

橘様:当社と同じくらいの規模の会社だと「配車自動化のシステムなんて敷居が高い」と思われるところも多く、実際そういった声もよく聞きます。ですがわたしは、小規模な会社こそ導入すべきだと思います。
弊社くらいの規模だと配車担当者は1名しかいないですし、他の人でも配車できるようにしておこうというのは実務上、絶対うまくいかないんですよね。1名で配車業務が回せて、情報がブラックボックス化している会社こそ、トラック2−3台しかないという会社こそ、導入するべきだというのが私の考えです。
Loogiaは導入時の金銭的な敷居が非常に低いので、そういった会社こそ導入すべきだと思います。

 



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