
この記事でわかること
改正トラック法・下請法への対応に必要な「客観的エビデンス」の重要性
輸配送最適化ソリューション「Loogia(ルージア)」の特徴と機能
荷主企業が直面する「運賃の妥当性」「説明責任」の3つの課題
「現況診断/最適化/キャパシティ」3つのシミュレーション活用法
客観的データがもたらす「課題の客観視/法的リスク回避/建設的な運賃交渉」
はじめに
2025年12月、TMI総合法律事務所 国土交通省デジタルアドバイザー 弁護士 粟井勇貴様をお招きし、物流業界の喫緊の課題である「改正下請法」と「貨物自動車運送事業法(トラック法)」をテーマとしたセミナーを開催いたしました。
当記事では、弊社 ビジネス開発本部 マーケティング統括責任者 齋藤貴也が解説した、第2部「法令遵守とガバナンス強化を支える、輸配送データ活用法」の主要なポイントを抜粋してご紹介いたします。
第2部:「法令遵守とガバナンス強化を支える、輸配送データ活用法」
法改正により運賃の妥当性や価格交渉のプロセスが厳格に問われる中で、荷主企業には主観ではなく客観的なエビデンスに基づく意思決定が求められています。
ここでは、輸配送最適化ソリューション「Loogia(ルージア)」を活用した、法対応とガバナンス強化を支えるデータ活用法について解説します。
①輸配送最適化ソリューション「Loogia(ルージア)」とは
弊社オプティマインドでは、高度な組み合わせ最適化アルゴリズムをコアに、輸配送最適化の領域に特化したサービスを提供しております。
<Loogiaの特徴:輸配送業務全体を支援する豊富な機能群>

▲ 図:Loogiaが提供する輸配送業務全体を支援する機能群(配車計画/ルート最適化/ドライバーアプリ/動態管理/納品先カルテ/運賃計算/データアナリティクス)
輸配送管理システム(TMS)の領域を強力に支援する機能をワンストップで提供しております。
・配車計画/ルート最適化:独自のアルゴリズムにより、高精度な配車計画の策定とルート最適化を実現
・ドライバーアプリ/動態管理/納品先カルテ:配送現場の可視化、暗黙知のデータ化が可能に
・運賃計算:バックオフィス業務を効率化
・データアナリティクス:客観的なエビデンスに基づく意思決定の高度化を実現
②荷主企業が直面する「運賃の妥当性」と「説明責任」の課題
法改正により、荷主企業には「トラック事業者との対等な協議」や「適正な運賃支払」が強く求められています。
こうした中で、荷主側の実務においては以下のような深刻な課題が浮き彫りとなっています。
・適正価格の判断基準の欠如:
「値上げ要請には応じたいが、提示額が適正かどうか判断する材料がない」
・現場実態のブラックボックス化:
「委託先の現在の配送ルートに無駄や無理があるのか、可視化できていない」
・役員、経営層への説明責任:
「物流コストの増大により、部門統括の決済範囲を超えている。値上げや施策の正当性を示すエビデンスが必要である」
実態が見えないままの交渉は、買いたたきのリスクや常態的なコスト増を招くおそれもあります。
今、物流の「見える化」は単なる効率化だけでなく、法対応・ガバナンスにおける必須要件であるといえます。
③オプティマインドが提供する「データアナリティクスサービス」
前述の課題を解決するため、弊社では「Loogia」の活用を熟知したスペシャリストによる「データアナリティクスサービス」を展開しております。
システムを提供するだけでなく、プロフェッショナルな知見による分析を掛け合わせることで、短期間で質の高いシミュレーション結果を導き出します。
<3つのスコープ × シミュレーション手法>

▲ 図:3つのスコープ(輸配送ネットワーク可視化/エリア再編/拠点配置)× シミュレーション手法(現況診断/最適化/キャパシティ)
「輸配送ネットワークの可視化/最適化」「エリア再編」「拠点配置」の3つのスコープに対し、目的に応じた最適なシミュレーションを掛け合わせることで、多角的な意思決定を支援いたします。
・「現況診断」:現状の精度とポテンシャルの可視化
現況の集配順を忠実に再現し、配送ダイヤの精度を診断します。集配条件やリソースを維持した状態で、現状の運用にどれほどのポテンシャルがあるのかを明らかにします。
・「最適化」:実運用を想定した最大ポテンシャルの把握
集配条件(時刻、手段など)をチューニングし、最小コース数など、実運用を想定した最大ポテンシャルを算出します。
・「キャパシティ」:最大キャパシティの把握と仮説検証
保有リソース(ドライバー、車両台数など)を可変させたシミュレーションを行い、配送可能件数など、最大キャパシティを提示します。将来的な物量変化や事業拡大を見据えた、最適なリソース配置の検討にご活用いただけます。
④法対応と効率化を両立する、改善の「データ循環モデル」
弊社では、シミュレーション分析の結果を詳細な報告書としてご提供いたします。この客観的なデータこそが、「コストの妥当性」と「現場の持続性」を同時に確保する重要な鍵として、貴社の確かな法対応と意思決定を強力に支えます。
<客観的データがもたらす「3つの実務的価値」>
・課題の客観視
現場データの収集により、把握できていなかった「物流のブラックボックス」を解消します。
・法的リスクの回避
ドライバーの拘束時間や休憩時間などを考慮した「無理のない現実的かつ効率的な配送計画」を作成することができ、コンプライアンス遵守へとつながります。
・建設的な運賃交渉の土台
客観的なシミュレーション結果をエビデンスとして提示し「適正原価」の妥当性を証明することで、建設的な議論と双方に納得感のある交渉が可能となります。
さいごに
当記事では、セミナー第2部「法令遵守とガバナンス強化を支える、輸配送データ活用法」から主要なポイントを抜粋してご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
同セミナーの第1部「改正トラック法(貨物自動車運送事業法)/下請法(取適法)の要点と実務対応」の内容をご紹介する記事も掲載しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
https://loogia.jp/column/eventreport16/
弊社は、輸配送最適化の分野に特化した企業です。物流の可視化・効率化、法対応に向けたデータ活用にお悩みを抱える企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、物流業界の方向けの情報発信をセミナー・記事などを通して行っております。下記の最新情報ページに各種お知らせやお役立ち記事を掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

